この道に至るまで / until this way
そもそも、どうして今の道に?
Q:そもそも、どうやって今の道にたどり着いたんですか?
ドレッド山田:いやね、もともとはガチガチのエンジニア志望だったんすよ。
大学院まで行って、毎日コード書いて、就職もエンジニア職。
でもね——配属されたのが、まさかの「ネットワーク監視」。興味ゼロ。寝て起きて、監視。何これ?って。
で、追い打ちでコロナ。完全在宅。やることなくて、「寝る・筋トレ・ゲーム」だけで1日終わる。…終わってるな俺、って思ったんです、マジで。
そんなとき、友達から「YouTubeやりたいんだけど、編集できる?」ってLINEきて。「できるよ〜」って軽いノリで手伝ったら……あれ?めっちゃ楽しいやん?ってなって。
気づいたら土日全部編集に使ってて、趣味が趣味じゃなくなってた。で、東京戻ってきたときに渋谷のクッソ安いシェアハウスに住むことになって(笑)、たまたま知り合いのSNSマーケ会社に「ヒマなら手伝ってよ」って言われて、そこから本格的に撮影やら編集やら。
それが今の“ドレッド山田”のベースになる会社でした。
仕事としてめっちゃおもろかったし、「うわ、これ天職かも」って思った。しかも、最初は編集だけだったけど、だんだん「どうやったらバズるか?」「キャラはどう見せるか?」って企画の方まで関わらせてもらえて。そこで初めて、自分の発信スタイルってものが育っていった感じです。
でも、僕ほんとマネジメントがクソ下手で(笑)。編集者とのやり取り、納期の管理、ぜんっぜんできない。向いてなさすぎて、ある日ふと思ったんすよ。
「もうこれ、自分でやったほうが早くね?」って。
で、生まれたのが“ドレッド山田”。髪型もキャッチーだし、撮影も編集も企画も、ぜんぶ1人でやれば迷惑もかけない。しかも、自分で責任持てる。
そんなこんなで、今の形になりました。
やってるうちに、「あれ、自分って案外こういうことしたかったんだな」って気づけたのも大きいっすね。